今週末使うデッキは出来ているので新環境のアブザンアグロについて考えてみよう。

始めに前提条件。
発売日の翌日と翌々日にPPTQに出ることを想定する。
たぶん岐阜と横浜に行くので。
SCGとかの結果が出ればみんなそれを参考にするので、その前に使うデッキを考える。

発売直後なのでカードも集まっていないことを踏まえると、既存のデッキの新環境バージョンが多いことが想定できる。
新デッキを想定するのはフルスポ後にするとして、ひとまず考えない。
会場にいると想定するのは以下のデッキ
アタルカレッド
ジェスカイテンポ
アブザンアグロ
アブザンコントロール
エスパードラゴン
並びは警戒度が高い順。環境初期には赤いデッキへの警戒度を上げておいて損は無い。

次に今あるデッキをそのまま新環境に置き換える。
いっぺんに色々変えるのは得意じゃないので地味に変えていく。
クリチャー22枚
4:《始まりの木の管理人/Warden of the First Tree》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4:《包囲サイ/Siege Rhino》
4:《棲み家の防御者/Den Protector》
2:《風番いのロック/Wingmate Roc》

スペル12枚
4:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
1:《究極の価格/Ultimate Price》
4:《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
1:《破滅の道/Ruinous Path》
2:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》

土地26枚
4:《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
4:《乱脈な気孔/Shambling Vent》
2:《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
1:《沼/Swamp》

ムダに頑張って再現してみた。
土地はタップイン10枚、ダメラン7枚、色の配分がW17、B17、G16の26枚。
クリチャーもスペルもほぼそのまま。
ここをスタート地点にしてカードの選択をする。

カードの選択
クリチャー
《羊毛鬣のライオン》の枠。
他の候補は《始まりの木の管理人》、《ラクシャーサの死与え》、《荒野の後継者》。
《ラクシャーサの死与え》はコントロールには強いが環境初期に強いコントロールを作るのが難しい点から不採用。
マナ基盤の弱体化の影響も1番受ける。
ここでは1マナという軽さからアグロに対して使いやすく、マナフラットに強い《始まりの木の管理人》を採用。
数が必要な場合は《荒野の後継者》も入れる。

《マラキールの解放者、ドラーナ》
黒ダブルシンボルがキツいがスペックは高い。
先制攻撃は+1/+1カウンターを置くバットリが多いアブザンアグロに合っている。
問題はジェスカイテンポの《カマキリの乗り手》の前に立ち往生すること。
想定するメタではまだ必要ないか。

《死霧の猛禽》
定期的に入れては抜けていく《死霧の猛禽》。
今回は《手酷い失敗》を見て、入れる前にストレージに戻っていた。

《棲み家の防御者》
正直なところ重い。
想定するメタでは腐りにくいが、そもそもデッキの強い動きの時は不要でやや浮いている。
調整時の入れ替え枠として活用予定。

スペル
《究極の価格》
エルドラージランプが流行るなら即抜ける。
でも、発売直後とかいないでしょう。
赤単に強いし、ジェイスを処理するためにも抜きにくい。
同型を多いと読むなら《勇敢な姿勢》でもいいが、赤単には当たらないし、ジェイスは余裕で反転するのでやっぱりダメだ。

《破滅の道》
単色になったか代わりに1マナ重くなっておまけが付いた《戦慄掘り》。
インスタントとソーサリーの壁は厚く《英雄の破滅》より使い勝手は落ちそう。
それでもデッキによっては使うだろうが、このデッキでは黒ダブルシンボルがキツく、何より前の環境終盤では《嵐の息吹のドラゴン》
さえいなければ迷いなく《アブザンの魔除け》を優先していたので、抜いて土地の無理を減らすメリットの方が大きい。

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
強いのはわかるが、このデッキに合っているのかはまだ判断できない。
実践で試して強さを確認したい。

《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》
重いがわかりやすく強い。
とはいえ、プレインズウォーカーの評価は間違えやすいので実践で確認。

土地
ランドは26枚。
《乱脈な気孔》もあるので気持ち多めに。
占術ランドで土地を弾けなくなったのでフラットに強いカードの評価は上げていきたい。

タップインが多すぎ
《乱脈な気孔》を見る前は基本地形多めにして《梢の眺望》をアンタップインしようと思っていたが、
ミシュラを見てマナ基盤が大きく変わった。それでもタップインが多すぎなのでダブルシンボルを減らしてマナのバランスを考える。

《乱脈な気孔》
まず4枚からスタート。

《梢の眺望》
このデッキではフェッチから持ってこれるタップイン2色ランド。
タップインランドはもう足りている。

これらの検討を踏まえて出来たデッキがこちらだ。

4:《始まりの木の管理人/Warden of the First Tree》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4:《包囲サイ/Siege Rhino》
2:《棲み家の防御者/Den Protector》
2:《風番いのロック/Wingmate Roc》

4:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
1:《究極の価格/Ultimate Price》
4:《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
2:《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
2:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
1:《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》

4:《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
4:《乱脈な気孔/Shambling Vent》
1:《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
1:《沼/Swamp》

戦乱のゼンディカーの高額カード詰め込んだだけの紙束。
まずは調整用のデッキということで許して。
でも、こんな感じの前環境の強デッキを新環境のカードで作ってみました的なデッキはPTぐらいにはしっかり駆逐されてそうですけどね。
WotCさん信じてますよ。

コメント

Pokky
2015年9月18日6:37

地下墓地の選別者もけっこう強くね?同系を4T目ロックで雑に殺せるかもしれねい、赤単にもそれなりに強い、ギデオンとソリンの全体強化と相性いい、と見た目いいことずくめな気がする。3マナ域がもっさりするとか衰滅にクソ弱くなるとか欠点もあるけど

ナヤ岡
2015年9月18日8:27

あっ、正直忘れてましたw
上のメタだとコントロールには弱いが、それ以外にはいい仕事しそうです。
特に同型戦でのロック先出しは考えていなかったのでだいぶ評価上がりました。
メインは対アグロよりで、サイドからコントロールメタる方が発売直後は良さそうなのでメインに2から3枚入れて検討してみます。

クルック
2015年9月24日23:28

はじめまして
アブザンアグロの考察が非常に勉強になりましたのでリンクさせて頂きました
こちらも幾らかアブザンアグロを考えてはいるものの、アタルカレッドに対応する術が薄くて難しいですよね

ナヤ岡
2015年9月25日8:19

クルックさん
初めまして。
アタルカレッドとは調整時によく対戦してますが、メイン微妙に不利までしか相性差を改善できてないです。
次環境もアタルカレッドは強い。
とにかく横に並べられるのがツラいので、サイドから湧き上がる瘴気という劣化悲哀まみれを入れることを検討しています。

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