マジック・オリジン発売後のアブザンアグロについて考える
2015年8月10日 スタンダードGPサンディエゴの結果が出たが、まずはゲームデーで時点での考えについてまとめよう。
いっぺんに色々書くと、焦点が絞れなくなりそうなので。
ゲームデーではアブザンアグロを使った。
なぜ今更アブザンアグロなのか。
理由は3つ。
1.《衰滅》の影響を受けにくいカードが分かり、構築やプレイングで対応できると思った。
代表例が《搭載歩行機械》。もちろん《衰滅》は強いが、打たれる前提で動けば影響は最小限になる。
2.メタ的に強い《ドロモカの命令》を最大限に活かせる。
PTで活躍した赤単や青赤ハサミには《ドロモカの命令》が効く。
生物が多く、サイズも大きいアブザンアグロでこそ《ドロモカの命令》が活きる。
3.アブザンアグロが好き
勝てないデッキは絶対に選ばない。しかし、勝てる見込みがあるなら好きなデッキを積極的に選ぶ。
ゲームデーで使用したデッキはこちら
メイン
4:《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4:《包囲サイ/Siege Rhino》
3:《責め苦の伝令/Herald of Torment》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
3:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
4:《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
1:《エレボスの鞭/Whip of Erebos》
4:《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
3:《疾病の神殿/Temple of Malady》
3:《静寂の神殿/Temple of Silence》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
3:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
(黒18/白17/緑16)
サイド
1:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
2:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
4:《棲み家の防御者/Den Protector》
2:《強迫/Duress》
1:《異端の輝き/Glare of Heresy》
3:《究極の価格/Ultimate Price》
2:《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
コンセプトは《衰滅》の効きにくいアブザンアグロ。
土曜日のゲームデーに、このコンセプトのアブザンアグロを持ち込んだ人がいて感化された。
オリジナルのレシピは《棲み家の防御者》+《死霧の猛禽》パッケージまで採用していた。
大変異型のアブザンアグロは以前使用したとき、動きのもっさり感がアブザンアグロのメリットを殺していると感じたため、今回は不採用。
一昔前前のアブザンアグロの違いは以下の通り。
《ラクシャーサの死与え》→《搭載歩行機械》
序盤に出して《衰滅》で流されても影響の少ないカードとして採用。
《先頭に立つもの、アナフェンザ》、《ドロモカの命令》、《アブザンの魔除け》とシナジーがある。キブラーセレズニアを使っていて思ったが、このカードは本当に強い。
《風番いのロック》→《責め苦の伝令》
タフ2以上に付ければ《衰滅》で流れない。
それ以上に、《太陽の勇者、エルズペス》を出された返しに授与して上から落としたり、緑赤信心相手に地上を固められた後でも最後のひと押しに使えたりと、苦手な相手にもこれがあると多少希望が持てるようになる良いカード。
あとは、青赤ハサミに効かない《究極の価格》を減らし、《ドロモカの命令》を増やして完成。
叩き台なので4積みの多いシンプルな構成にした。
サイドはインアウトの細かい検証は無しで使えそうなカードを試してるところ。
想定するメタは、PTで活躍した赤単、青赤ハサミと地力があり愛用者も多いと思われるアブザンコントロールと緑赤信心。
GPサンディエゴ以降がどうなるかはわからないため、まずはこの4つのデッキを想定する。
個別のカードの感想と試してみたいカード
《勇敢な姿勢》
《ドロモカの命令》を採用しているとはいえ、使い勝手いい軽量除去が少ない。
《究極の価格》は赤単に強いが青赤ハサミに弱い。
《勇敢な姿勢》はその逆。
アブザンコントロールを考えるとメインは《勇敢な姿勢》の方がやや優先順位が高いか。
《思考囲い》
メイン4枚は多すぎるか。
ここを軽量除去に変える方がアブザンコントロール以外の勝率が上がりそう。
《エレボスの鞭》
《搭載歩行機械》を釣れないので相性がイマイチ。
《ドロモカの命令》が流行っている今メインに入れるべきではないかもしれない。
ライフゲイン手段が必要な場合は飛行機械との相性が良い《真面目な訪問者、ソリン》を入れるべきか。
しかし、あのカードはあまり強いと思えず採用しては抜けていく。
《悲劇的な傲慢》
対緑赤信心の最終兵器。引かないと勝てない。3枚に増やしてみる価値はあるか。
今試すならこんな感じのデッキになりそう。
メイン
4:《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4:《包囲サイ/Siege Rhino》
3:《責め苦の伝令/Herald of Torment》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
2:《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
3:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
4:《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
1:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
4:《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
3:《疾病の神殿/Temple of Malady》
3:《静寂の神殿/Temple of Silence》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
3:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
サイド
2:《思考囲い/Thoughtseize》
1:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
4:《棲み家の防御者/Den Protector》
2:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
3:《究極の価格/Ultimate Price》
3:《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
GPサンディエゴでアブザンアグロも結果を出しているようなので、次があればGPサンディエゴ以降のメタゲームと共に考えていきたい。
いっぺんに色々書くと、焦点が絞れなくなりそうなので。
ゲームデーではアブザンアグロを使った。
なぜ今更アブザンアグロなのか。
理由は3つ。
1.《衰滅》の影響を受けにくいカードが分かり、構築やプレイングで対応できると思った。
代表例が《搭載歩行機械》。もちろん《衰滅》は強いが、打たれる前提で動けば影響は最小限になる。
2.メタ的に強い《ドロモカの命令》を最大限に活かせる。
PTで活躍した赤単や青赤ハサミには《ドロモカの命令》が効く。
生物が多く、サイズも大きいアブザンアグロでこそ《ドロモカの命令》が活きる。
3.アブザンアグロが好き
勝てないデッキは絶対に選ばない。しかし、勝てる見込みがあるなら好きなデッキを積極的に選ぶ。
ゲームデーで使用したデッキはこちら
メイン
4:《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4:《包囲サイ/Siege Rhino》
3:《責め苦の伝令/Herald of Torment》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
3:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
4:《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
1:《エレボスの鞭/Whip of Erebos》
4:《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
3:《疾病の神殿/Temple of Malady》
3:《静寂の神殿/Temple of Silence》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
3:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
(黒18/白17/緑16)
サイド
1:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
2:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
4:《棲み家の防御者/Den Protector》
2:《強迫/Duress》
1:《異端の輝き/Glare of Heresy》
3:《究極の価格/Ultimate Price》
2:《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
コンセプトは《衰滅》の効きにくいアブザンアグロ。
土曜日のゲームデーに、このコンセプトのアブザンアグロを持ち込んだ人がいて感化された。
オリジナルのレシピは《棲み家の防御者》+《死霧の猛禽》パッケージまで採用していた。
大変異型のアブザンアグロは以前使用したとき、動きのもっさり感がアブザンアグロのメリットを殺していると感じたため、今回は不採用。
一昔前前のアブザンアグロの違いは以下の通り。
《ラクシャーサの死与え》→《搭載歩行機械》
序盤に出して《衰滅》で流されても影響の少ないカードとして採用。
《先頭に立つもの、アナフェンザ》、《ドロモカの命令》、《アブザンの魔除け》とシナジーがある。キブラーセレズニアを使っていて思ったが、このカードは本当に強い。
《風番いのロック》→《責め苦の伝令》
タフ2以上に付ければ《衰滅》で流れない。
それ以上に、《太陽の勇者、エルズペス》を出された返しに授与して上から落としたり、緑赤信心相手に地上を固められた後でも最後のひと押しに使えたりと、苦手な相手にもこれがあると多少希望が持てるようになる良いカード。
あとは、青赤ハサミに効かない《究極の価格》を減らし、《ドロモカの命令》を増やして完成。
叩き台なので4積みの多いシンプルな構成にした。
サイドはインアウトの細かい検証は無しで使えそうなカードを試してるところ。
想定するメタは、PTで活躍した赤単、青赤ハサミと地力があり愛用者も多いと思われるアブザンコントロールと緑赤信心。
GPサンディエゴ以降がどうなるかはわからないため、まずはこの4つのデッキを想定する。
個別のカードの感想と試してみたいカード
《勇敢な姿勢》
《ドロモカの命令》を採用しているとはいえ、使い勝手いい軽量除去が少ない。
《究極の価格》は赤単に強いが青赤ハサミに弱い。
《勇敢な姿勢》はその逆。
アブザンコントロールを考えるとメインは《勇敢な姿勢》の方がやや優先順位が高いか。
《思考囲い》
メイン4枚は多すぎるか。
ここを軽量除去に変える方がアブザンコントロール以外の勝率が上がりそう。
《エレボスの鞭》
《搭載歩行機械》を釣れないので相性がイマイチ。
《ドロモカの命令》が流行っている今メインに入れるべきではないかもしれない。
ライフゲイン手段が必要な場合は飛行機械との相性が良い《真面目な訪問者、ソリン》を入れるべきか。
しかし、あのカードはあまり強いと思えず採用しては抜けていく。
《悲劇的な傲慢》
対緑赤信心の最終兵器。引かないと勝てない。3枚に増やしてみる価値はあるか。
今試すならこんな感じのデッキになりそう。
メイン
4:《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4:《包囲サイ/Siege Rhino》
3:《責め苦の伝令/Herald of Torment》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
2:《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
3:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
4:《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
1:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
4:《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
3:《疾病の神殿/Temple of Malady》
3:《静寂の神殿/Temple of Silence》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》
3:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
サイド
2:《思考囲い/Thoughtseize》
1:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
4:《棲み家の防御者/Den Protector》
2:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
3:《究極の価格/Ultimate Price》
3:《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
GPサンディエゴでアブザンアグロも結果を出しているようなので、次があればGPサンディエゴ以降のメタゲームと共に考えていきたい。
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